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赤ちゃんの歯が生えるのはいつ?ケアを始めるタイミングと方法について

皆さん、こんにちは!イオンモール柏の向かいにあるウィズ歯科クリニックの日本小児歯科学会専門医の根本です。

お子さまの成長を感じる瞬間のひとつが、初めて歯が顔を出すときではないでしょうか。赤ちゃんの歯は将来の永久歯や噛み合わせの基盤となる大切な役割を担っています。しかし「いつから歯が生えるのか」「歯が生え始めたらどんなケアが必要か」「歯が生えるのが遅いけれど大丈夫か」といった疑問を持つ保護者の方は少なくありません。本記事では、赤ちゃんの歯の生える時期や本数の目安、歯磨き方法を含むケアの始め方、むし歯予防の重要性、歯が生えない・遅い場合の注意点について、小児治療の視点から詳しく解説します。

赤ちゃんの歯はいつ生える?

◎最初の歯が生える時期

赤ちゃんの最初の歯は、下の前歯(下顎中切歯)が生後6〜9か月ごろに生えるのが一般的です。ただし、歯の萌出時期には大きな個人差があり、生後4か月ごろから歯が見え始めるお子さまもいれば、1歳を過ぎてようやく生えてくる場合もあります。これは発育のスピードの違いによるもので、多くは正常な範囲に含まれます。

歯が生え始める際には、歯茎が少し赤く腫れたり、よだれが増えたりすることがあります。中には機嫌が不安定になったり、身の回りのものを強く噛みたがったりするようになる子もいますが、これらは歯の萌出に伴う一時的な反応であり、心配はいりません。

◎赤ちゃんの歯の本数の目安

乳歯は全部で20本あり、通常は2歳半から3歳ごろまでに生えそろいます。発達の目安は次のとおりです。

1歳ごろ:上下で6〜8本程度
1歳半ごろ:12〜14本程度
2歳ごろ:16本程度
2歳半〜3歳ごろ:20本がすべてそろう

これはあくまで目安であり、数か月の遅れは発達上の異常を意味するわけではありません。大切なのは単なる歯の本数ではなく、噛み合わせや歯並びの状態を含めて成長を見守ることです。定期的に歯科でチェックを受けると安心です。

赤ちゃんの歯のケアを始めるタイミングと方法は?

◎ケアを始めるのはいつから?

赤ちゃんの口腔ケアは、最初の歯が顔を出した時点から必要です。歯が1本でも見えてきた瞬間から、歯の表面には食べかすや細菌が付着し始めます。乳歯は永久歯に比べてエナメル質や象牙質が薄く、酸への抵抗力も弱いため、むし歯になりやすい構造をしています。そのため、早い段階で歯磨きやガーゼ磨きを取り入れることが、将来の歯の健康を守る第一歩となります。

◎ガーゼ磨きから始める

歯が数本しかない時期には、柔らかい清潔なガーゼや赤ちゃん用の歯磨きシートを指に巻き、歯や歯茎を優しく拭ってあげる方法が基本です。この「ガーゼ磨き」は、歯の表面に付着したミルクの糖分や細菌を取り除くだけでなく、赤ちゃんが口の中に物が入る感覚に慣れるトレーニングにもなります。さらに、歯茎を軽くマッサージすることで血流が促され、口腔内の発達をサポートする効果も期待できます。

◎歯ブラシを使ったケア

歯の本数が増えてきたら、赤ちゃん用の小さな歯ブラシへ移行しましょう。選ぶ際は「毛先がやわらかい」「ヘッドが小さい」ものが適しています。最初は保護者の方が優しくブラッシングを行い、慣れてきたら赤ちゃん自身に持たせて“遊び感覚”で歯ブラシを体験させると良いでしょう。ただし、むし歯予防の効果を高めるためには必ず大人による仕上げ磨きが欠かせません。特に奥歯の噛み合わせの溝や、歯と歯茎の境目は汚れが溜まりやすいため、意識的に磨いてあげることが大切です。

◎歯磨き方法のコツ

赤ちゃんの歯磨きは、嫌がらないように短時間で効率よく行うのがポイントです。3歳前後までは嫌がってしまう子も多いですが、頑張って継続しましょう。長時間無理に続けると、歯磨き自体を嫌がる原因となります。歯磨き中に歌を歌ったり、鏡を使って笑顔を見せたりするなど、楽しい雰囲気づくりも効果的です。特に夜寝る前の歯磨きは重要で、これは就寝中に唾液の分泌が減少し、口腔内の自浄作用が低下するためです。唾液には酸を中和し歯を再石灰化する働きがあるため、寝る前のケアを徹底することでむし歯リスクを大幅に下げることができます。

赤ちゃんのむし歯予防の重要性について

◎乳歯がむし歯になりやすい理由

乳歯は永久歯よりも歯質が柔らかいため、むし歯の進行が早いという特徴があります。さらに赤ちゃんは自分でうがいができず、糖分を含む飲み物や母乳・ミルクの影響を受けやすいため、むし歯リスクが高いのです。

◎乳歯のむし歯予防のポイント

むし歯予防には以下の点が重要です。

・毎日の歯磨きを習慣化する
・寝る前の授乳や哺乳瓶での甘い飲料の使用を控える
・保護者が口移しで食べ物を与えることを避ける(むし歯菌の感染予防)
・定期的に歯科医院でフッ素塗布や健診を受ける

これらを実践することで、乳歯の健康を守り、将来の永久歯にも良い影響を与えます。

赤ちゃんの歯が生えない・生えるのが遅い場合は?

◎生えない・遅いのは異常?

通常、1歳前後で数本の歯が生え始めますが、1歳半を過ぎてもまったく歯が出てこない場合や、2歳を過ぎても歯の本数が極端に少ない場合には注意が必要です。多くは成長スピードの個人差で問題ないことが多いものの、まれに「先天性部分無歯症(生まれつき歯の芽が欠如している状態)」や「全身の発育遅延」「代謝性疾患(くる病、甲状腺機能低下症など)」が関与しているケースもあります。そのため、必要に応じて小児治療に詳しい歯科や小児科での評価が勧められます。

◎注意すべき症状

赤ちゃんの歯の生え方に関して、次のような症状が見られる場合には受診を検討してください。

・歯茎が腫れているのに歯が出てこない
・顎の成長に明らかな左右差や発育の遅れがある
・家族に乳歯や永久歯の欠如が多い遺伝的傾向がある

歯が生えてこない背景には、単なる遅れではなく、歯の形成そのものに関わる問題が隠れている場合もあります。歯科医院ではレントゲン撮影によって歯胚(将来歯になる組織)の有無を確認でき、必要に応じて小児科との連携も行われます。

◎適切な対処法

異常が疑われない場合は経過観察で十分ですが、歯の萌出が遅いお子さまはその後の歯並びや噛み合わせに影響が出やすい傾向があります。また、歯が少ない時期は咀嚼機能が不十分で、軟らかい食品が中心となりやすく、顎の発達や食習慣にも影響を及ぼすことがあります。そのため、遅れていても歯が生え始めた段階から適切なケアを始め、定期的な歯科検診を受けて口腔の成長を見守ることが重要です。

まとめ

赤ちゃんの歯は通常、生後6〜9か月で最初の1本が生え始め、2歳半〜3歳で20本がそろいます。歯が生えたらすぐにガーゼ磨きや歯ブラシによるケアを始め、むし歯予防を意識することが重要です。乳歯の健康は永久歯や噛み合わせに大きな影響を与えるため、早期からの習慣づけが欠かせません。また、歯が生えない・遅い場合でも多くは心配いりませんが、気になる場合は小児治療に詳しい歯科医院で相談することをおすすめします。保護者の方が適切なケアを行い、赤ちゃんの健やかな口腔発達を見守っていきましょう。

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