こんにちは！千葉県柏市イオンモール柏向かいにある、ウィズ歯科クリニックの国際口腔インプラント学会認定医の小川です！

インプラント治療は、失った歯を補い、天然歯に近い見た目や機能を取り戻せる優れた治療法です。しっかり噛むことができ、会話も快適に楽しめるようになりますが、その快適さを長く保つためには、日々のケアがとても大切です。適切なケアを怠ると、「インプラント周囲炎」というリスクが高まり、インプラントが機能しなくなる可能性があります。

この記事では、インプラントを健康に維持するために重要なインプラント周囲炎の原因や症状、治療法、そして日常でできる予防策を詳しく解説します。インプラントを長く快適に使い続けるために、ぜひ最後までお読みください。

インプラント周囲炎とは、インプラントを支える歯茎や骨に炎症が生じる病気です。放置するとインプラント自体が機能しなくなり、最悪の場合は脱落してしまうこともあります。インプラントは天然歯に近い機能と美しさを持ちますが、長期的なインプラントの健康を保つためには、日々の口腔ケアが非常に重要です。実際、インプラント患者の約10〜20%がインプラント周囲炎を発症しているとされております。

主な原因は、プラークや歯垢の蓄積、噛み合わせの不良、歯ぎしり、喫煙、糖尿病などが挙げられます。特に、口腔ケアが不十分な場合は発症リスクが2倍に増えるというデータもあります。

症状としては、歯茎が赤く腫れたり、ブラッシング時の出血、痛み、さらには口臭の悪化などがあります。初期段階では自覚症状が少ないため、気づきにくいことが多いです。インプラント周囲に違和感を感じたら、早めに歯科医師に相談することが大切です。早期発見することで、80%以上の回復が期待できるため、早めの対応が健康維持の鍵となります。

インプラント周囲炎の治療は、進行度に応じて異なります。軽度の場合は、歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングを受けることで、蓄積したプラーク（歯垢）を取り除き、炎症を抑えることが可能です。この段階で適切なケアを継続することで、再発も防ぐことができますので、早期に対応することが非常に重要です。

一方、炎症が進行して骨まで広がってしまった場合、外科的な治療が必要になることもあります。感染した組織を除去し、必要に応じて骨移植を行うこともあります。重度のケースでは、約30%の患者が外科手術を必要とするデータもありますが、早期に治療を受ければ、インプラントの健康を取り戻すことが可能です。

インプラント周囲炎を予防するためには、日々の口腔ケアが欠かせません。インプラント周辺は天然歯に比べて歯垢がたまりやすいため、丁寧なブラッシングが必要です。歯茎に負担をかけないよう、柔らかい歯ブラシで優しく磨きましょう。また、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯と歯の隙間にたまる汚れも忘れずに取り除きましょう。

毎日のケアをしっかりと行うことで、インプラント周囲炎のリスクを大幅に軽減できます。実際、適切なケアを行っている患者は、発症リスクが30%以上低下すると報告されています。インプラントの健康を守るためには、日々のケアを習慣化することが重要です。

日常的なケアに加えて、定期的な歯科検診も非常に重要です。インプラント治療後は、3〜4ヶ月に一度の検診が推奨されており、その後は半年に一度のペースの定期検診が理想的です。歯科医院で専門的なメンテナンスを受けることで、プラークや歯石の除去だけでなく、噛み合わせやインプラントの状態も確認してもらうことができます。定期的な検診によって、インプラント周囲炎の予防や早期発見につながります。

いかがでしたでしょうか。インプラントは、天然歯に近い機能と美しさを提供し、長く快適に過ごすことができる治療法です。しかし、その快適さを保つためには、日常的なケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。ソフトブラシを使った丁寧なブラッシングやデンタルフロスの使用を習慣化し、少なくとも半年に一度は歯科医院での検診を受けるようにしましょう。早期発見と早期治療が、インプラント周囲炎を予防し、インプラントの健康を守るための最も効果的な方法です。この記事が、インプラントを長く快適に保つためのヒントになれば幸いです。

当院では国際口腔インプラント学会（ISOI）認定医が四名、インプラントコーディネーターも在籍し、セカンドオピニオン、無料相談も受け付けておりますのでご連絡をお待ちしております。

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