千葉県柏市、南柏の歯医者　ウィズ歯科クリニックの歯科医師小川です。

「歯を失ってしまった部位の治療がしたい」とご来院いただきました。

口腔内診査及び、レントゲン診査より左上奥歯（第1大臼歯／6番）が欠損していました。

お話を伺ったところ、前の歯科医院で抜歯を行いその後の治療法について説明を受け、当時は両側の健康な歯を削る必要があるブリッジや、外科的なイメージから恐怖心が強いインプラント治療は気が進まず、歯を削る量や外科的な恐怖が少ない入れ歯治療を選択したそうです。
しかし、実際に入れ歯を使用してみると、毎回の食事の度につけ外しや手入れをすること、また咬み心地が悪く違和感が強かったため次第に使用しなくなってしまったとお話いただきました。

ブリッジや入れ歯・インプラントのメリットとデメリットを改めてご説明し、入れ歯のデメリットとして患者様が挙げられた訴えを解消する代替案として、つけ外しする必要がなく自分の歯のように噛むことができる「インプラント治療」をご提案しました。
その中でも当院で多くの患者様にご好評の、歯肉を切らない、縫わない、剝がさないインプラント治療「フラップレスインプラント」で治療しました。
この治療法は
・術中は位置、角度、深さがわかるマウスピース型の装置「サージカルガイド」を用いることで、歯肉へのダメージはインプラントの埋入される部位に限られるため、術後の痛みや腫れる症状が少なく、また短時間で手術を終えることができるため、患者様の精神的な負担を減らすことができます。
・体の中に入るインプラントの埋入位置を顎の骨のCT画像と3Dシミュレーションにより、術前に安全な位置にポジショニングすることができます。
・インプラント埋入後に作製する被せ物「上部構造物」の最適な状態を術前の3Dシミュレーションにより想定して、インプラントの埋入位置をポジショニングすることができます。

手術時間は局所麻酔をしてから10～15分で終了し、患者様は「もう終わったの！？」と驚かれ、手術後の消毒でも「想像していたより全然痛くなかった！」と大変喜んでいただけました。

現在は顎の骨とインプラントが結合するまで2〜3ヶ月間経過を追い、結合が確認でき次第上部構造物を入れる治療を行います。

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