こんにちは！イオンモール柏の国道6号線向かいにございます、歯医者ウィズ歯科クリニックの歯科医師の小川です！

今回は歯科医療機器会社としては大手のメーカーである株式会社GCさんの研修室にお邪魔して、実習付きのセミナーを当院の勤務医2名で受けてきましたのでご報告させていただきます。

セミナーの内容は「支台歯形成セミナー（前歯&臼歯コース）」でした。

～GCさんの研修室へは大変立派な施設で、勉強意欲もより高まりました！～

支台歯形成とは歯を削る機械を用いて、被せ物を装着するのに適した形態に切削・形成する歯科医療行為を指します。

被せ物の治療は、我々歯科医にとってはほぼ毎日と言っていいほど行っている治療であり、だからこそ基本に忠実にしっかりとした治療を行わないといけないと日々考えております。

皆さんもご存知のように削ってしまった歯は一生元には戻りません。支台歯形成の精度が高ければ、クオリティの高い被せ物を製作することができ、患者様の再治療となるリスクを少しでも減らすことができると思っています。

～歯科関連の書籍を多数執筆されている講師の行田先生の支台歯形成に対する考え方を学ぶことが出来ました！

さて今回のセミナーの講師の先生は東京都の上北沢でご開業されている行田克則先生です。先生は被せ物や噛み合わせなどの補綴治療の第一人者であり、歯科関連の書籍も多数執筆させています。

我々歯科医にとってはご高名な先生のため、今回のセミナーはとても楽しみにしていました。

行田先生は被せ物を長期的に安定させるには歯と調和させることが最も重要だとおっしゃっており、座学ではそうした状態を作るための先生独自の理論をご紹介いただきました。

理想とされる支台歯形成の形を解剖や組織・免疫学的な分野まで遡り、その理論についてご教授くださり、大学院時代は免疫学の研究を行っていた私としては非常に興味深い内容でした。

実習では行田先生のデモンストレーションを経て、支台歯形成の練習を行いました。

改めて模型にて練習を行うことで支台歯形成の基本的、そして理想的な形を再確認することができ、非常に勉強になりました。

～今回のセミナーを通して支台歯形成の原則について再度学習し、セミナー修了証をいただきました！～

支台歯形成は一般歯科臨床医にとって、基本的な治療ではありますがとても奥が深い治療とも言えます。

当院の勤務医は日々診療時間の合間や診療後に模型を使って自主練習を行っていますが、今回は外部のセミナーに参加したことでより支台歯形成に対する理論や技術力が深まったと考えています！

今後も積極的に外部セミナーに参加して、少しでもよりよい歯科治療を患者様に提供できるよう日々精進していきたいと思っております。

最後までお読みいただきありがとうございました！