インプラントメーカーメガジェン社のインプラントをご紹介します
こんにちは！千葉県柏市イオンモール柏向かいにある、ウィズ歯科クリニックの国際口腔インプラント学会認定医の小川です！
今回は当院で取り扱うことになったインプラントメーカーであるメガジェン社のインプラントの特徴についてご紹介させていただきます。
メガジェン社は韓国の大邱（テグ）に本社がある企業であり、同社のインプラントは世界130カ国以上で取り扱われています。
メガジェン社のインプラントの開発コンセプトは「One Day Implant」、通常は複数回かかるイメージのあるインプラント治療を抜歯も含めて1度の外科処置で仮歯まで装着することをコンセプトとしています。
インプラント埋入手術における重要な点としてインプラントが骨の中に埋め込まれた時に生じる固定力（初期固定）が挙げられますが、メガジェン社のインプラントはインプラント体の表面のネジ山がギザギザに尖っており、この表面のギザギザが骨と強固に密着することでどんな骨質であっても良好な初期固定を得られるとされています。
この特徴を活かした治療法として挙げられるのが、メガジェン社インプラントの開発コンセプトでもある抜歯即時インプラント埋入になります。
抜歯即時埋入とは https://www.with-dc.com/implant/immediate/
一般的に歯が抜歯された後の顎の骨は平均で30〜40%萎縮すると言われており、抜歯を終えてインプラント治療の計画をした際に骨の幅や厚みが足りないといった状況にしばしば遭遇します。そうした場合にも失った骨を再生する骨増生法という方法があり、当院でもどうしても骨が足りない場合には治療法として選択する場合がありますが、骨増生法を行う場合には大きく歯肉に切開を加えて剥離する必要があるため、術後に痛みや顔の腫れや、青あざなど避けられない合併症があり、身体的にも精神的にも患者様の負担がかかる治療になります。
そのため、抜歯即時インプラント埋入を行えれば、骨増生の回避や治療期間の短縮、費用負担の軽減といったメリットが挙げられるのです。
骨造成法とは https://www.with-dc.com/implant/gbr/
ここまでメガジェン社のインプラントの特徴とその活用法についてご紹介させていただきましたが、当院で取り扱っているメガジェンインプラントの種類の中にエクストラワイドショートという製品があります。
このインプラントは通常のインプラントよりも幅が広く、短いという特徴があり、このインプラントが適応となる部位は上顎臼歯部になります。
上顎臼歯部の周囲には副鼻腔の一つである上顎洞という構造があり、抜歯後に骨が萎縮してしまった場合にこの上顎洞との距離が近くなることから、通常のインプラント治療では埋入が行えません。こういった場合には上顎洞粘膜を上方に持ち上げて出来たスペースに人工骨を填入する骨増生法の一法である上顎洞挙上術を行う必要が出てきます。
この方法では無菌的な環境にある上顎洞粘膜を物理的に持ち上げる必要があることから、どうしても感染というリスクがあり、外科的侵襲が大きい治療法と言わざるを得ません。
しかしエキストラワイドショートではこの上顎洞挙上術を行わずにインプラント治療を行える可能性が非常に高いことから、外科的な侵襲を小さく抑えることができ、また一般的に上顎洞挙上術のような骨増生法では、工骨が顎骨に馴染むために6〜8ヶ月程かかるため、この方法を行わずにインプラント治療が出来れば、治療期間の大幅な軽減に繋がります。
このようにメガジェン社のインプラントは抜歯即時埋入に適したインプラントの性状やエキストラワイドワイドショートのようなインプラントがあるため、治療期間の短縮や骨増生法を回避できることにより外科的な侵襲を最小限に抑えたインプラント治療の実現ができる製品であると当院では考えております。
今回はメガジェン社インプラントの特徴とその有用性についてご紹介させていただきました。当院におけるインプラント治療のコンセプトは低侵襲かつ短期間で最高の結果を出すことです。
歯肉を切らない縫わないことから低侵襲なインプラント治療法であるフラップレスインプラント埋入や抜歯即時埋入、そして上顎洞挙上術を回避できるエキストラワイドショートなど、当院では外科的な治療を受けられる患者様の身体的精神的なダメージを少しでも減らせる様なインプラント治療法の習得にこれからも邁進していきます。
これからインプラント治療をお考えの方はご参考にして頂ければ幸いです。
千葉県柏市のウィズ歯科クリニックでは国際口腔インプラント学会（ISOI)認定医が四名在籍し、セカンドオピニオンや無料相談も受け付けおります。ご連絡をお待ちしております。
