【症例】【左下の奥歯にインプラント治療をした症例】
こんにちは、柏・南柏の歯医者ウィズ歯科クリニックの佐藤です。
今回は左下の奥歯にインプラント治療をした症例をご紹介します。
初診時に患者様の虫歯や欠損部位、歯周組織の状態の資料採集を行い、それに基づいて次の来院時には治療計画を説明しました。ほとんどの虫歯はその歯を単独で治療する事により問題なく機能を回復させることができます。しかし欠損している部分の隣の歯の治療だけは欠損部位の補綴治療を決定しなければ治療法が選択できない状態でした。
欠損部の治療法として、『ブリッジ』『入れ歯』『インプラント』があります。『ブリッジ』は隣接する複数の歯を大きく削る必要があること、欠損部の負担を周りの歯にさせるといったデメリットがあります。また『入れ歯』にも噛む力が大きく減少し、かつ入れ歯装着時の違和感が大きいといったデメリットがあります。
患者様の希望としては歯医者は苦手だから治療期間は短くしてほしい、以前のように自分の歯で噛むようにしっかりと噛めるようになりたいとおっしゃっていました。
しっかり噛めることを主な目的とするのであれば入れ歯ではなくブリッジかインプラントになります。またブリッジは周りの歯に余分な負担をかける為、10年20年先の事を考えるとインプラントによる治療が最良であると説明したところインプラントによる治療を希望されました。
CTによる検査で骨を増やすような手術の必要性のないことが確認できました。インプラント埋入後3ヶ月はインプラントと骨が結合するのを待つ必要があるので、その期間中に他の虫歯治療を進めることで、できるだけ治療期間を短くしたいという患者様のご希望にも対応することができます。この治療計画に同意をいただきましたので、まずはインプラント埋入から開始することになりました。
インプラントオペはサージカルガイドを使用したフラップレスインプラント埋入を行いました。フラップレスインプラント埋入は歯肉を切らないので痛みや腫れが出にくく、また予めプランニングした位置に正確、かつ安全にインプラントを埋入できます。
オペ後、CTとパノラマレントゲンを撮影し、プランニングした位置に正確にインプラントを埋入できたことを確認しました。後日の消毒にいらした際に患者様から手術当日は痛み止めを飲んだけれど、次の日からは必要なかったとのご感想をいただきました。
まだ治療は始まったばかりなので治療後に続きをまたご紹介していきたいと思います。
これからも患者様の希望に沿った医療を提供できるよう日々精進していきたいと思います。